テレビ欄には、人間の心理のヒダヒダがある。
親愛なる君に

僕は、新聞のテレビ欄を見るのが好きです。
企画のヒントが、いっぱいあります。
世の中の流れも、感じ取れます。
時には、実際に、番組を見るより面白かったりします。
狭いスペースの中に、情報を盛り込むコピーの勉強にもなります。
特に、深夜番組のテレビ欄が面白い。
深夜番組のテレビ欄が細かい情報誌が面白いです。
自分の出ている番組があると、どんな風に紹介されているか見ます。
別に視聴率を気にするわけではないけど、
裏では何をやっているか、確認します。
出演した『男達の風景』(テレビ東京)は、
「対決!ボウリングブーム再来 中谷彰宏」。
なんと3行も使われています。
深夜番組にしては、全面広告のような凄さです。
裏はと見ると、ヤバい。
テレビ朝日は「熊田曜子の(秘)ブラ線で奇跡を起こす」。
正直な人は、金曜の夜だし、ブラ線に行くよね。
『男達の風景』のすぐ下は「女神欲望 女性のエロ話爆発」。
「女性の」というコピーも凄いけど、
こういう組み合わせのフェイントが、テレビ東京の凄いところです。
1社提供スポンサーのJALも、根性があります。
金曜日の夜遅くに、渋い番組を見る人も、凄い。
勝負は、NHK教育の「日本語講座(再) 誤解を解く」ですね。
テレビ欄は、人間の心理のヒダヒダの面白さを感じさせてくれます。

                        彰宏より。
P.S.
金曜深夜に「誤解を解く」を、生で見る人も、あなどれない。