初舞台は、舞台の面白さを感じれば、大成功。
(植松真美さん『カトル』)
親愛なる君に

植松真美さんの初舞台『カトル』(シアタートップス)を観てきました。
良かったです。
「良かった」には、3つの意味があります。

1.「面白いお芝居で、良かった」
2.「いい演技で、良かった」
3.「初舞台に、いいお芝居に当たって良かった」

3つめは、特に大切です。
生ものお芝居は、面白いかどうかは、
観客どころか、役者にもわからないのです。
いくつもお芝居をしていると、
当たり外れがあるとわかってくるのだけど、
初めてだと、「お芝居って、こんなものかな」って、
不完全燃焼で終わってしまうと、もったいないのです。
だから僕は、初舞台を観に行く時は、ハラハラします。
演技ができなくてもいいから、
いいお芝居に当たって、お芝居の面白さを感じることのほうが、
より大切なのです。
初舞台は、小さな小屋で、少人数の登場人物でするのが、
特にいい経験になります。
真美ちゃんは、緊張と面白さの両方を味わっていました。
そういう意味で、良かったね。

                        彰宏より。
P.S.
もちろん、演技も、良かったよ。