サイボーグ009の加速装置にあこがれた。
親愛なる君に

僕の最初の「将来なりたい職業」は、
「サイボーグ009」でした。
小学校低学年の頃です。
001から、009まで、サイボーグ能力を持っています。
001 予知能力。002 空を飛ぶ。003 超視聴覚。超言語力。004 全身が武器。
005 千人力。006 火炎放射。007 変身。008 水中呼吸。
そして、009の能力は、加速装置です。
奥歯に加速装置のスイッチがあって、
それをかむと、高速で動くことができる。
そのため、009の主観で見ると、
まわりの景色は、ストップモーションに見える。
そのスピードには、普通の人間の体は耐えられないので、
人命救助には使えない。
だから、僕はいまだにスピードを追い求めているのかもしれない。
「よくそんなに、たくさんのことができますね」と言われるところからすると、
僕は、いつのまにか、サイボーグにされて、
加速装置をつけられたのに、気づいていないのかもしれない。

                        彰宏より。
P.S.
とすると、君はひょっとして、003のフランソワーズ・アルヌール?