長い貨物列車に出合うと、それだけでハッピーだった。
親愛なる君に

映画のロケで倉敷に行った時、
懐かしいものに出合いました。
それは、長い長い貨物列車です。
東京でも、貨物列車は走っているのですが、
めったに見かける機会がありません。
子供の頃、小学校に行くまでに
阪和線の踏切を通らなければなりませんでした。
阪和線には、よく貨物列車が走っていました。
「18両」とか言いながら、
何両編成か予想して、当てる遊びを、1人でしていました。
とてつもなく長い貨物列車に出合うと、
それだけで、UFOを見たようなラッキーな気持ちになりました。
「36両編成」というのが、僕の記録です。
別に、僕の記録ではないけど、目撃記録です。
遅刻しそうな時は、ハラハラしました。
ハラハラしながら、自己新記録にもチャレンジしたい気持ちでした。
倉敷駅のホームでも、
思わず、何両編成か数えている小学生の僕がいました。

                        彰宏より。
P.S.
遅刻も心配だったけど、トイレもガマンしていたので、
余計、ハラハラしました。