誰もが気づかない面白いものばかりに、出合ってきた。
親愛なる君に

「弁論部」に限らず、どうやら僕は、
時代に早すぎたマイナーなクラブ人生を歩んできたようです。
「空手部」も、マイナーでした。
男子は、テニス・バスケ・サッカーが、
少女マンガのモテル男の子のスポーツでした。
「将棋部」も、『マサルの一手!』はまだなかった。
「短歌部」も、『サラダ記念日』も、まだまだ先でした。
「映画研究会」も、ビデオではなく、8ミリ映画で、早いというより、
当時、一周遅れでした。
大学も、「文学部」は男としてはマイナーだったし、
「演劇科」に至っては、マイナーの中のマイナーでした。
競馬で言えば、大穴ばかりを買い続けてきた人生です。
今、「ボウリング」や「ボールルームダンス」に一生懸命、打ち込んでいるのも、
「突然」でも「意外」でもないのです。
「誰もがまだ気づいていない面白いもの」を見つける特技のひとつですね。

                        彰宏より。
P.S.
君の魅力にも、誰よりも早く気づいたよ。