フォークもニューミュージックも、演歌っぽいのがいっぱいあった。
(川中美幸さん)
親愛なる君に

川中美幸さんのラジオ番組『川中美幸 人・うた・心』(文化放送)に、
ゲストで呼んでいただきました。
僕は、川中さんが昔、パーソナリティをしていた『走れ歌謡曲』も、
聴いていました。
マネージャーの松井貞夫さんが、
バッグの中から、「今、これを読んでたんです」と、
『大人の友達と遊ぼう。』(PHP文庫)を取り出して見せてくださいました。
その後、「演歌はお聴きにならないかもしれませんが」と、
川中さんのCDやDVDを送ってくださいました。
聴かないどころか、僕は、実家がスナックなので、
有線放送やカラオケで流れている曲は、演歌しかありませんでした。
僕らの世代のフォークソングやニューミュージックも、
よくよく聴いてみると、演歌っぽいものが、たくさんありました。
さだまさしさんとお会いした時も、「そうなんだよね」と、おっしゃってました。
僕は、川中さんの曲の詞の中でいちばん好きなのが、
番組の中でも話しましたが、
『あなたひとすじ』の中の〈抱いてください おんなの夢を〉という
フレーズです。
抱くのが「女」でも「私」でもなく「夢」を抱くというのが、
ファンタジーですよね。

                        彰宏より。
P.S.
僕も、いつか演歌の詞を書いてみたいと思います。