テニスは、エースやスマッシュよりも、レシーブが面白い。
(全仏オープン2004)
親愛なる君に

中島薫さんが、「フレンチオープン」に行ってます。
たまたま(薫さんは、いつもたまたま)プーケットで知り合った
テニスプレーヤーのカルロス・モヤ(世界ランキング5位)の応援です。
僕は、テレビで応援です。
全仏のコートは、レッドクレー(土)。
これが面白い。
どんでん返しが多いのも、全仏の特徴。
バウンドが重くなるので、頑張れば、拾えるのです。
だから、レシーブで粘った選手の勝ちになります。
テニスの面白さは、エースやスマッシュより、
「これを拾うかな」というレシーブにあると、僕は考えています。
スピードとパワーだけではなく、気合の勝負になります。
一見、スコア的には、ワンサイドゲームになっても、
いい試合がたくさんあります。
準々決勝は、雨が降ってさらに土が重くなって面白い。
松岡修造さんの解説も、素晴らしかった。
「こんな凄いテニスは、僕の頃にはありませんでした。
まるで、サッカーのようです」
テニスの進化を肯定する姿勢は、さすがです。
ついでに、女子のシャラポワ選手の応援もしてしまいました。

                        彰宏より。
P.S.
ランキング3位のコリア選手の渾身の嗚咽に交じって、
薫さんの叫び声が聞こえたような気がしました。