時間切れで終わるのも、緊張感があって楽しい。
(『お昼ですよ!ふれあいホール』)
親愛なる君に

『お昼ですよ!ふれあいホール』(NHK)の面白さは、3つあります。
「生」で「公開放送」で「CMなしのノーカット」だということです。
「CMなし」ということは、混乱した時、
立て直すヒマがないので、
演劇と同じ、「ショウ・マスト・ゴー・オン」だということです。
しかも、「観客もステージに上がる」ので、
さらに何が起こるか予測ができない面白みがあります。
こうなると、情報バラエティ番組というより、スポーツですね。
最も面白いのは、時間切れになって、
「それでは、さようなら」と、バタバタしながら終わる時です。
時間きっちり終わるのは、
なんだかダンドリ通りみたいで、ちょっと寂しいですね。
「あれ、あの後どうなったんだろう……」という余韻が楽しいですね。
昔のプロレス放送は、大混乱になって
「それでは、後楽園ホールからお別れします」
というのが、ある意味、定番でした。
野球中継も、延長がなかった頃、
「逆転するかどうか」というハラハラのほかに、
「時間内で終わるかどうか」というハラハラの緊張感がありました。
「最後まで、やってよ」と、文句を言いながら、
半分、楽しんでいたんですね。

                        彰宏より。
P.S.
いつも、君をハラハラさせたいよ。