球場に行くと、活躍した選手より、無念の選手のファンになる。
(ダイエー東京ドーム戦3)
親愛なる君に

東京ドームでのダイエー戦、疲れました。
3時間19分、感情移入しすぎました。
あんなに一球一球、息を詰めて見ていては、もたないですね。
テレビに映らない3つの感動。

1.ウエイティング・サークルでの城島選手の気合。
右腰を叩きつけながら、コマ打法のイメージ・トレーニングが凄かった。
城島選手は、前からファンでした。
そして、球場に来ると、新しい好きな選手に出会えます。

2.押し出しのフォアボールを出してしまった近鉄中継ぎ小池投手の無念。

3.2安打を放ちながら、2失策で
あわや逆転負けのピンチを招いて交代した瑞季選手の無念。

無念の選手には、グラウンドからベンチまでの距離のいかに長いことか。
だけど、球場の観客は知っているのです。
無念の経験が、その選手をひと回り大きくさせることを。
ベンチに引き揚げる選手に、ある人は、最大の拍手を送り、
ある人は、心の中で、拍手を送ります。
そして、不思議なことに、家に帰ってから
活躍した選手より、頑張れなかった無念の選手のことが、頭に残ります。
そして、その選手のファンになっている自分に気づくのです。

                        彰宏より。
P.S.
今度は、瑞季選手の応援に行こう。