この人がいなかったら、今の僕はいなかった。
(東正任さん)
親愛なる君に

「この人がいなかったら、今の僕はいなかった」という恩人がいます。
東正任(ひがしまさとう)さんは、その1人です。
東さんがいなかったら、僕は、博報堂を辞めていなかったでしょう。
東さんがいなかったら、作家にも、なっていなかったでしょう。
東さんがいなかったら、今の中谷彰宏はなかったでしょう。
世の中には、天才と奇才がいて、
天才は本を書いたり、本で紹介されたりします。
でも、奇才を本で紹介するには、よほどの翻訳力を求められます。
東さんは、奇才です。
僕は、東さんについて書きたいことが、もう何冊分もたまっています。
「一代限り」と言われる名人芸を書きとめておくのが、
僕のひとつの使命だと思っています。
その東さん自身に、天才出版社サンマークの、天才編集者・青木由美子さんが、
とうとう本を、書かせてしまいました。
『創造的商人! あなたの“人生”もスッキリさせる仕事の教科書』

〈仕事の成功は、エネルギーの最後の10%を、お礼に注ぐこと。〉
これこそ、東さんの奇才です。
「ゴルフの接待の成功は、お土産のシイタケで決まるよね」
という東さんの「ナイスショット」という掛け声に勝る掛け声を、
僕は、いまだに聞いたことがありません。

                        彰宏より。
P.S.
これから奇才本人にしか書けないことをどんどん本を書いてください。
僕は、奇才の弟子にしか書けない奇才の話を、どんどん書きます。