気温37度の大阪でも、母親はたくましい。
親愛なる君に

母親が、僕のレターを読んで、電話をくれました。
「並んでるのを、いつ見たん?
大阪は、気温37度もあるから、最近はそんな並ばんでいいのよ。
まあ、50〜60人くらいよ」
やっぱり、並んでました。
「37度もあるから、知らない人と、暑うて1時間も話してられんよ。
今日もね、道路工事のおっちゃんと、さっと30分で切り上げてきました。
冬やったら、1時間、話したけどね」
よく知らない人と、炎天下で、30分も話せるネタがあるものです。
母親が、アムウェイやってたら、中島薫さん・山崎拓巳さんの次くらいの
お金持ちになってたでしょう。         
「37度あるけどね、クーラーつけるのは、ご飯食べる時だけよ。
元気でしょ」
熱中症にならないように、「お水は飲んでくださいね」と僕が言うと、
「坪田先生にも、たくさんお水を飲むように言われたからね、
いつも『坪田先生、いただきます』と言いながら、飲んでるのよ」

                        彰宏より。
P.S.
「あなたに話しとくと、なんでも夢がかなうから、言っていい?」
と前置きして、母親が言いました。
「新庄とお茶、飲みたいんですけど」
「お茶」というところが、母親らしい。