齋藤孝さんは、先生もしている一流のマーケッターだ。
(齋藤孝さんとウルトラマン)
親愛なる君に

「週刊ダイヤモンド」で楽しみにしているのは、
井狩春男さんの「これは売れる」が終わってからは、
天才・齋藤孝さんの「仕事脳の鍛え方 ネーミングを考える編」のページです。
この1ページのために定期購読していると言っていいくらいです。
ネーミングは、そもそも僕たち広告屋の専売特許なのに、
齋藤さんの感性は、今日からでも、一流の広告屋になれます。
大好きな齋藤さんに自分と相通じるものを感じるのは、
年齢的にも、1つ違いという同世代感だけではありません。
齋藤さんは、たまたま大学の先生だったけど、
それは世をしのぶ仮の姿で、本当はマーケッターであることです。
ウルトラシリーズのネーミングは、面白かった。
ウルトラシリーズでも、僕が大好きなのは、
「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」までです。
その次が、「帰ってきたウルトラマン」なのか「ウルトラマンエース」なのか、
サッパリ記憶がありません。
それは、ウルトラシリーズに熱中する時期が、
幼稚園から小2までの間だからと思っていました。
でも、齋藤さんの分析によると、
ウルトラセブンより後は、ネーミングの仕方の軸が、
ずれていっているとのことです。
なぜ、自分がウルトラセブンより後に思い入れがないのか、
長年の疑問が解けました。
〈シリーズ化ネーミングのコツは、何を変え、何を残すかがポイント〉
齋藤さんの本自体が、シリーズ発想で書かれています。
齋藤さんのシリーズ発想そのものが、
マーケッターである証しでもあります。

                        彰宏より。
P.S.
僕も、シリーズで考えています。仕事も、デートも。