本業を知らない人に、挨拶をしてもらえる幸せ。
親愛なる君に

タクシーに乗ったら、話しかけられました。
「あれっ、中谷さんですか?」
「はい」
こういう時、2つの言葉が続く。

1.「本、読んでます」
この方は、作家と考えています。

2.「テレビで見てます」
この方は、俳優と考えています。
今日、乗ったタクシーの運転手さんは、違いました。

3.「この間、マルイカップで、同じボックスに入りました」

タクシーの運転手さんで、ボウリングのトーナメント・アマの選手はたくさんいます。
とうとう、こういう方が、出てきました。
いや、増えてきました。
この方は、中谷彰宏を、作家でも俳優でもなく、
ボウリングのトーナメント・アマとして知っています。
これは、ちょっとうれしい反応でもあります。
大会に行くと、知らない人が挨拶をしてくれますが、
それは作家としてではなくて、
ボウリングの大会でよく見かける顔として挨拶してもらっています。

                        彰宏より。
P.S.
最初は、「作家なのに、ボウリングの大会に参加している」と言われていたのが、
近頃、「本も書くらしい」と言われています。