僕の高校の廊下は、日本一長い廊下だと初めて知った。
(三国丘高校)
親愛なる君に

僕の通った母校、三国丘高校の校舎は、
昭和7年生まれ。僕の父親と同じ年です。
自由近世式という様式で、
1学年10クラスの教室が一直線に並ぶ長い校舎です。
廊下の直線距離が、121メートル。
高校の廊下として、全国一の長さであることは、最近知りました。
高校の造りは、こういうものだと思っていました。
1組から10組まで歩くと、かなりの時間がかかります。
オリンピックの競技場でも、100メートルの直線をとるのがやっとだと
考えると、いかに長いかがわかります。
正門や購買部が、西の端。
体育館や食堂・講堂が、東の端。
移動だけでも、モタモタしていると遅れます。
雨の日の廊下は、運動部のダッシュの練習場でした。
僕が通った頃の校舎は、
今はもうありません。
新校舎が、グラウンドの反対側にできました。
でも、そこはもともと旧制堺中学の時代に校舎があったところなので、
もとの場所に戻ったというほうが、正解です。

                        彰宏より。
P.S.
1学年下のパープル・淺野君と、教室の配置について、
記憶のあやふやなところを、話し合ったけど、
2人とも、あやふやなところは、あやふやでした。
図面で残しておくのも、大切なことですね。