どんなゲームでも、真剣にする。
(サンダルシュート)
親愛なる君に

前回の『お昼ですよ!ふれあいホール』(NHK)は、
「うちの親子は世界一」がテーマでした。
親ができなかったことを子供に習わせるんじゃんなくて、
親と子供が一緒に習ったり、鍛えたりするのです。
ボディービルをしているお父さんと息子さんは、カッコよかった。
最後に、チャレンジコーナーがあります。
「サンダルシュート」という独自のゲームでした。
二人組で、片方の足ずつ大きな一足のサンダルに足を入れて蹴り上げて、
バスケットのゴールのようなところに入れるゲームです。
こういうゲームは、負けず嫌いの僕は、ちゃんとやりたい。
「たかがゲーム」というものほど、真剣にやりたい。
安達祐実さんと組んで、リハーサルで失敗。
でも、リハーサルでうまくいくと本番でうまくいかないので、
これでいいんだと、自分に言い聞かせました。
本番前に、楽屋で素振りをして、いざ本番。
またしても、失敗。
この番組には、生放送が終わってからの、後説があります。
後説で、司会の阿部渉アナが、もう一回、チャンスをくれました。
この時、僕は、ワンワン大サーカスを思い出しました。
あの時、ワンちゃんたちは、大技を
本番で失敗したけど、本番終了後の再トライで成功しました。
(あのパターンだな。レターで、「後からやったら成功しました」と書こう)
と、シナリオはできました。
いざ、トライ。
サンダルは、はるか頭の後方に飛んでいきました。

                        彰宏より。
P.S.
シナリオを超越していく展開が、スポーツなのです。