いつでも撮れるという写真こそ、撮っておこう。
(『表参道2006展』)
親愛なる君に

六本木ヒルズで、『表参道2006展』(森都市未来研究所)を見てきました。
1920年から2006年までの表参道の歴史が、
珍しい写真で紹介されています。
同潤会アパートが、どう変わるかという、森ビルお得意のジオラマは、
僕は、大好きです。
小学校の工作部だったウズウズを刺激されます。
小学校の卒業アルバムをあけるまで、
自分が工作部だったことなんて、忘れていました。
自分で撮った写真集『南青山の天使』(全日出版)に出ている
同潤会アパートは、もうありません。
写真に撮っておいてよかった。
『表参道展』には、貴重な写真がたくさんありました。
よくこんな写真を撮ってあったんだなと感心しました。
今、携帯電話にカメラがついているので、
逆に、いつでも撮れるという油断から、
撮るチャンスをなくさないようにしないとね。
ふだんは当たり前で、写真に撮るほどでないと思うものほど、
写真に撮っておくといいですね。
ある日、それがなくなった時、ありがたみがわかります。

                        彰宏より。
P.S.
一緒の写真も、いっぱい撮ろうね。
いなくならないけどね。