しんどくなった時こそ、笑いながら走ると、フォームが良くなる。
(ラン・フォー・ビジョン2004その4)
親愛なる君に

ラン・フォー・ビジョンの開会式のスピーチで、
僕は、今年の作戦のひとつをみんなにバラしました。

作戦(4)しんどくなった時こそ、笑う。

しんどくなると、余計力んで、フォームが崩れます。
力を抜くには、笑うことです。
顔が笑ってると、力が抜けて、フォームが良くなるのです。
沿道には、ボランティアやライオンズクラブの皆さんが、
「がんばってください」と声援を送ってくださいます。
その人たちに、最初の年は、こたえる余裕がありませんでした。
今年は、手を振りながら、「ありがとうございます」
「ご苦労様です」「ここからが勝負です」
と、他人事のように声をかけ返しました。
すると、不思議なことに、元気が出たのです。
目標は、「完走」ではなく、喜びながら走る「歓走」。
ゴールした時、笑っていることです。
そして、ゴールしたあと、走る前より、元気になることです。
走り終わったあと、だんだん、しんどさがなくなりました。
ゴールしたあとの人は、ヘトヘトなはずなのに、
みんなおしゃべりになっていました。
最年長は71歳の生井正宏さん、視覚障害者10キロメートル、1時間11分29秒。
最年少は4歳9か月の清水朋茹(ともか)ちゃん、一般女子キロメートル、1時間57秒

すばらしいことです。
みんなと走れて、楽しかった。
そしてまた、ひとつ、勉強になりました。

                        彰宏より。
P.S.
さて、もう、来年が始まっています。