子供の頃、家にあった絵の実物を見ると、その頃の自分に出会える。
(東郷青児美術館)
親愛なる君に

父親が、定期検診で上京すると、
いつも美術館巡りをしています。
大阪は、意外に展覧会が少なく、
東京で開催された展覧会は、次は京都、
そして大阪を飛んで、神戸になるそうです。
東京に、27年も住んでいる僕が行ったことのない美術館にも
足を運んでいます。
今回は、損保ジャパン東郷青児美術館に一緒に行きました。
ここも、僕は初めてでした。
僕の子供の頃、いつもマンガを描いて遊んでいた父親の
事務所兼アトリエの入り口の上に
東郷青児画伯の女性の肖像画かかかっていました。
美術館では、ちょうど、ピカソ展も開かれていました。
ピカソの2番目の奥さんのジャクリーヌさんが保有する
ジャクリーヌ・コレクション展でした。
偶然、父親も、テレビで告知しているのを見たそうです。
子供の頃、家にあった絵の実物を、見に行ってみると
その頃の自分に出会えます。

                        彰宏より。
P.S.
ゴッホの「ひまわり」も、特別室に展示されていました。
「これが、53億円の絵かあ。意外に、大きな絵やなあ」
今は完全に、画家として暮らしている父親も、
母親のリアクションと似ていて、興味深かったです。
本で見るより、名画はかなり大きい。
それを知るだけでも、実物を見る意味は大きいですね。