広告コピーは、詩であり、ドラマである。
(JTスモーキング・スタイル・ブック)
親愛なる君に

広告物でも、ドキリとするくらい素晴らしい名文があります。
コピーを超えて、詩になっています。
『サンクチュアリ/大人の聖域』(日本テレビ)のお土産で、
スポンサーさんのJTさんから、
「スモーキング・スタイル・ブック」という小冊子をいただきました。
これに載っているコピーに、まるで詩のように感動しました。

〈クツ底で火は消えるけど、吸いがらまでは消えない。〉

〈たばこを持つ手は、子供の顔の高さだった。〉

〈吸いがらを排水溝に捨てた。というか隠した。〉

〈700度の火を持って、私は人とすれちがっている。〉

〈オナラの時の後方確認。たばこの時は忘れてた。〉

〈肩がぶつかったら謝るのに、煙がぶつかっても謝らなかった。〉

単なるマナー標語ではなくて、繊細さが伝わります。
マナーだけでなく、たばこのいいところも描かれています。

〈娘の披露宴。たばこのせいにして、会場の外へ出た。〉

こうなると、ドラマですね。

                        彰宏より。
P.S.
デザインもオシャレで、しかもポストカードになっていました。