次の作品に呼んでもらえるのは、役者の喜び。
(葉山陽一郎監督2)
親愛なる君に

葉山陽一郎監督の劇場映画第2作『TV憑き』の撮影が始まりました。
役者にとって、第一作に呼んでもらえるのと同様、
次の作品に呼んでもらえるのは、光栄なことです。
次の作品に、自分のできる役があるとも限らず、
そして、その役に配役してもらえるとも限らないのです。
さらに、第10作と第11作に続けて呼んでもらえるより、
第一作と第二作に続けて呼んでもらえるというのは、うれしいことです。
役者が監督を選ぶように、監督も役者を選んでいます。
「この監督、いやだな」と思った監督からは、
うまい具合に、断らなくても、二度とお誘いがありません。
「この監督は、いいな」と感じた監督からは、
すぐではなくても、必ず、声がかかります。
監督が次の作品に入るのは、
役者が次の作品に入るより、はるかに大変なことです。
だから、次の作品に誘ってもらえると、
脚本を読まなくても、出演OKなのです。

                        彰宏より。
P.S.
次作が高校生しか出ない作品でも、ぜひ呼んで下さい。

※『TV憑き』は『死霊波』に改題になりました。
  05年2月5日から渋谷シネ・ラ・セットで公開です。