ご飯を食べる時に出てくる言葉は、その人の本当の言葉。
親愛なる君に

「オマエ」が言えなくて「僕」になってしまう僕は、
「飯を食う」が言えません。
「ご飯を食べる」になります。
「今度、メシでも食いに行きましょう」という誘い言葉は、
まず言えません。
もし、僕と同じ顔をした人間が、そう言ったら、
それは、ニセモノだと気づいてください。
これだけ大きなホームページのどこかにその言葉があるか[検索くん]で調べたら、
「飯を食う」は、1件もありませんでした。
「はら減った」も言えなくて、「おなかが、すいた」になります。
関西弁で、凄んでいるヤクザ映画の時でも、
「おなかがすいたから、君とご飯でも食べるか」になります。
「うめえ」は言えません。
「うまい」も、言いません。
「おいしい」なのです。
ご飯を食べる時、出てくる言葉は、その人の本来の言葉が出てきます。
だから、ご飯を一緒に食べるって、大切なことなんですね。

                        彰宏より。
P.S.
これから、おいしいものを食べに行こう。