学校のそばには、ガラスケースに入っているパン屋さんがある。
親愛なる君に

タクシーの中から、
パンがガラスケースに入っている素敵なパン屋さんを見つけました。
表参道では、なかなか目にすることのできないパン屋さんです。
「きっと、近くに学校があるはず……」と思って見ていると、
やっぱりありました。
お昼休みや下校時間に、学校の子たちで、にぎわうのです。
いつの間にか、パンを、コンビニでも、スーパーでも、
オシャレなベーカリーでも買えるようになって、
古典的なパン屋さんがどんどん少なくなっています。
「菓子パン」という響きが、最も似合うパン屋さんです。
パンを、ひとつひとつトングでとって、袋に詰めてくれる
お店もありました。
「どれにします?」と、トングをパシパシッと鳴らすところに、
気迫を感じさせられました。

                        彰宏より。
P.S.
その見つけたパン屋さんに、今度一緒に買いに行こう。