ディズニー映画は、日本語吹き替えで見るのが、面白い。
(『Mr.インクレディブル』)
親愛なる君に

『ファインディング・ニモ』のスタッフの新作映画、
『Mr.インクレディブル』の試写を見てきました。
引退したあとのヒーローの家族のアクション・ホームドラマです。
ヒーローは、悪に狙われるだけでなくて、
いっぱい大衆にも、誤解されるつらさがあるんですね。
自殺しようとした人を、せっかく助けたのに、
「自殺を邪魔されて、ケガまでさせられた」と、訴えられる悲しみがあるんですね。
「インクレディブル」の意味は、
1.信用できない。2.驚くべき。の両面があるというのが、
まさに、ヒーローのつらさを象徴しています。
これがヒーローの、神に選ばれし者の孤独です。
それでもがんばるから、ヒーローなんですね。
「ヒーロー、訴えられる」「ヒーロー、活動停止」
という新聞の見出しが、リアルで面白い。
こういう映画をアニメで作ってしまうのが、ディズニーの大人のところです。
『ニモ』以来、僕は、ディズニーアニメは、日本語吹き替えで見るのが
面白いと気づきました。
今回も、日本語吹き替えで見ました。
いつも、キャスティングが、意外なのに、ピッタリで驚かされます。
「ミセス・インクレディブル」が、セクシーで強くて、素敵でした。
吹き替え役の黒木瞳さんも、ピッタリでした。
この映画の主役は、「ミセス・インクレディブル」でした。

                        彰宏より。
P.S.
長女役のヴァイオレットも、可愛かった。