声に、その人の人生が出る。
(水谷修先生)
親愛なる君に

僕は、ラジオの仕事が好きで、ずいぶんやってきたので、
声に敏感になります。
タクシーの中でも、カセットテープで、いろんな人の公演やトークを、
聴いています。
最近、声でいちばん素敵だなと思ったのは、
夜回り先生の水谷修先生です。
テレビのチャンネルを回す一瞬に、NHK教育テレビで、
水谷先生の声を聞きました。
そのまま、最後まで見てしまいました。
早速、本を全部読みました。
ラジオの録音CDも、聴きました。
それまでも、水谷先生の本『夜回り先生』(サンクチュアリ出版)は
読んでいたけど、初めて聞いた水谷先生の声に、圧倒されました。
水谷先生は、目線も強いけど、その目線の強さと優しさが、
声に溶け込んでいます。
これはたくさんの悲しみや修羅場を乗り越えてきた優しい声なんですね。

                        彰宏より。
P.S.
ドラマでは、寺尾聰さんが水谷先生をされました。
これは、適役でした。