気持ちのいい人が、一流の手品師になる。
(『お昼ですよ!ふれあいホール』Mr.マリックさん)
親愛なる君に

『お昼ですよ!ふれあいホール』(NHK)で、
Mr.マリックさんに初めてお会いしました。
マリックさんのお話は、単行本の中でも、
[レター](249号、1465号、1466号)でも、たびたび紹介してきました。
生でライブは拝見していますが、
直接お会いしたのは、初めてでした。
マリックさんが、タネを教えてくださって、
練習を見てくださいました。
僕は、マリックさんのマジックの通信教育を受けていたので、
生で、マリックさんに見られると思うと、緊張しました。
お話ししたいことは、たくさんありましたが、
本番前なので、遠慮しました。
この日、いちばん印象に残ったのは、
マリックさんのこのひと言でした。
「手品は、何度でも繰り返して、体で覚えること」
という、ひと言でした。
ダンスも、ボウリングも同じですね。
マリックさんの超魔術を見る自分の姿を、
ビデオで見直しました。
「クレームブリュレ事件」の時の集中しすぎる顔が、そこに映っていました。

                        彰宏より。
P.S.
本番が終わってから、もう一度、
マリックさんに教えていただいた手品を、実演しました。
やっぱり、うまくいかなかった。
「ここで、タネがばれてるよと、人に見てもらうのも、いい練習になりますよ」
と、マリックさんはおっしゃりました。
一流のマジシャンは、気持ちのいい人だということが、わかりました。