女性は、おばあちゃんになったり、少女になったりしながら、
キレイになっていく。
親愛なる君に

『ハウルの動く城』を見てきました。
最初は、ハウルの浮遊するカッコよさに見とれていました。
やがて、ソフィーに目を奪われるようになりました。
魔女の呪いで、90歳のおばあちゃんに、変身させられてしまった
18歳の少女ソフィーが、美男子の魔法使いに恋をするお話。
というと、きっとラストに呪いが解けて、
元の18歳の少女に戻って、
ハッピーエンドという展開を予測します。
ところが、そうならないのが、この童話の奥の深いところです。
ソフィーは、場面で、ころころ変身するのです。
眠っている間は若くなるのかなと思ったら、
また、おばあちゃんに戻っていたリ、
時には、おばさんくらいだったり。
それを、「顔が変わったね」と、まわりの誰も突っ込まない。
同じキャラクターなのに、シーンごとで、顔が違うのが、面白い。
でも、顔が変わるたびに、見ている僕は、
素敵な子だなと、だんだん好きになっていきます。
カッコよく登場した二枚目魔法使いのハウルは、
どんどん気弱になっていくのが、ますます愛着がわきました。

                        彰宏より。
P.S.
カカシのカブは、ダンサーだと思いました。
体の動きが、まったくボールルームダンスなのです。

P.S.2
僕は、少女の顔で、髪が銀髪のソフィーが、好きです。