僕も、子供の頃から、好きな言葉を、本から書き写すのが好きでした。
(西谷泰人先生と古澤義男さん)
親愛なる君に

手相家・西谷泰人先生は、
「今日は、こんな熱心な中谷ファンが、相談に来られました」と、
いつも教えてくださいます。
もちろん、プライバシーはうかがっていませんので、ご安心ください。
新年の5日、6日の鑑定では、半数が中谷ファンだったそうです。
最低でも、50冊くらいは読まれていて、
100冊、200冊という人は、「まだ、これだけしか読んでません」
と言われるそうです。
中でも、500冊以上読んでいるという古澤義男さんについて、
感動的なお話をしてくださいました。
いいお話なので、実名でご紹介してもいいですね。

〈古澤さんは、前回、1時間分の鑑定料を支払われ、
時間の関係で15分だけの鑑定をしました。
今回、前回の続きとして45分の鑑定を受けにいらっしゃったのでした。
来るなり、こう言われました。
「前回の15分で手相鑑定は満足しました。
今日は中谷さんの話をしに来ました」
結局、鑑定は全然せず、中谷さんの話を夢中で話し続けられました。
いかに中谷さんが凄い人であるかと。
時折、私が中谷さんとのエピソードを話すと、すぐメモを取る、
という熱心さで、もう熱〜い45分間でした。
彼は、いっぱい重たそうな荷物を持っていらっしゃった。
「宝物を持って来ました」
中谷さんのホームページのレターを全部手で書き写した、
厚さ7〜8センチのファイル4冊。
それは全て2004年分ということでした。
家には何年分もあるそうです。
その時、中谷さんの本を、数冊持っていらっしゃいました。
全ぺージ、感銘を受けた部分が、蛍光ペンで塗り潰してありました。
部屋にある中谷さんの本500冊は、全部こうなっているそうです。
そして「僕の一番の宝物です」と言って、透明のビニール袋を出しました。
それは、中谷さんの言葉を毎日手書きで写し、インクが
カラになった、30本余りのボールペンの芯だったのです。
現代の写経ですね。
驚きました。
「僕の体は全部、中谷彰宏です」 
そう言って嬉しそうに笑う彼は、数年前に人生のどん底を体験し、
絶望の淵にいた人とは、とても思えませんでした。
中谷さんの本に出逢い、中谷さんの言葉で、こんなに人は元気
いっぱいになるんですね〉

書き写して下さっているという古澤さんのような方がいると思うと、
言葉のひとつひとつに気合がこもります。

                        彰宏より。
P.S.
僕も、子供の頃から、好きな言葉を、本から書き写すのが好きでした。