大阪では、「おっちゃん」は、尊敬表現。
親愛なる君に

久しぶりに、大阪に帰って、
大阪では、人間関係が、上下関係ではなく、
凄くフラットだなと感じました。
年上の人は、すべて「兄ちゃん」「姉ちゃん」です。
「おじいちゃん」「おばあちゃん」は、あまり使いませんね。
相手が70歳でも「姉ちゃん」と呼んでいる自分を発見しました。
時には、年下にも、「兄ちゃん」「姉ちゃん」を使います。
「おっちゃん」「おばちゃん」という呼びかけも、
けっして、悪い呼び方ではありません。
むしろ、敬意を込めた尊称です。
ただ敬意を込めているだけではなく、
そこに親しみも込めているのです。
標準語に、このニュアンスがなかなかないですね。
恋愛感情として、好きな人にも「お兄ちゃん」と呼びかけることもあります。
東京の「兄貴」のニュアンスも入ってますね。
お店の人が、「奥さん、なんか、買(こ)うたって」と言えば、
知らない人にでも、声をかけられます。
「兄ちゃん」「おっちゃん」という呼びかけは、
知らない人とも、気軽に話しかける文化から生まれた言葉なのですね。

                        彰宏より。
P.S.
遠慮なく、声をかけてください。