読後感がいい推理物が、いい。
(ドラマ『検察官キソガワ』)
親愛なる君に

今、『検察官キソガワ』のドラマ(テレビ東京)を、撮影しています。
原作は、『週刊モーニング』(講談社)で連載されていたマンガです。
鈴木あつむさんの原作が、まず、ずばぬけて面白い。
法律のことだけでなく、
あらゆる業界のことも、よく調べている。
主人公が、元動物学者という設定なんだけど、
これは、鈴木さんがかなり動物に詳しいので、また面白い。
『検察官キソガワ』は、推理モノなんだけど、
ユニークなところが、3つあります。

1.謎解きのポイントが、心理学であること。
2.犯人が、いい人で、いいことをするために罪を犯すこと。
3.検察官が、犯人の味方であること。

その結果、読み終わっての、読後感がいいのです。
主人公の木曽川情(起訴側なのに情があるの意)は、
原作でも、ドラマでの主人公、高嶋政伸さんそっくりで、
最初から、政伸さんでドラマ化することを想定して書かれたような
キャラクターです。
今回は、その第1作で、宅麻伸さん、小林稔侍さん、長谷川初範さん、
津田寛治さんと、男性陣だけでも、厚みのある豪華メンバーです。

                        彰宏より。
P.S.
明日は、僕の役どころのお話をします。