悪玉は、楽しい。
(ドラマ『検察官キソガワ』2)
親愛なる君に

撮影中のドラマ『検察官キソガワ』(テレビ東京)では、
僕は、弁護士・与田一平役です。
前作のドラマ『獄窓記』(TBS)では、検察官でした。
主人公・柳葉敏郎さんと相対する検察官で、悪役でした。
通常、弁護士は善玉なのですが、
検察官が高嶋政伸さんなので、もちろん僕のほうが、悪玉です。
政伸さんは、ドラマの中で、
容疑者・宅麻伸さん、同僚のライバル・津田寛治さんとも戦います。
撮影しながら、どうやら、
僕の演じている弁護士がいちばん悪玉であることがわかってきました。
『獄窓記』での斉藤晴彦さんのいい弁護士を、
裏返しにして演じるのが、かなり楽しいです。
原作では、別のエピソードに出てくる与田一平は、
「よだれの一平」というあだ名で、三瓶ちゃんがよだれをたらしている
ような切れ者悪玉弁護士です。
これも、ちょっと出したいですね。

                        彰宏より。
P.S.
『弁護士・与田一平』で、5分番組を作りたいくらいです。