回転寿司を食べるためだけに、静岡まで行く価値がある。
親愛なる君に

ドラマ『検察官キソガワ』の撮影で、静岡に行きました。
静岡は、今まであまり降りたことがない駅でした。
ロケの面白いところは、降りたことがない駅に降りることです。
駅前のホテルの喫茶店が撮影現場でした。
撮影しながら、共演の朝加真由美さんが言いました。
「静岡って、きっと回転寿司も、おいしいわよね」
喫茶店の窓から、回転寿司屋さんが見えました。
お昼に撮影が終わって、新幹線の時間まで、少しありました。
お昼ご飯を食べようと、駅の中をぐるぐる探して、結局、
さっき、朝加さんと見た回転寿司屋さんに入りました。
これは、予想を上回るおいしさでした。
ネタも、大きい。安い。
ひとつひとつのネタを、板前さんが説明しながら握っている。
普通、回転寿司屋さんって、ネタがランダムに並んでいるのに、
そのお店は、ネタを固めて、回していました。
つまり、ネタを固めることで、逆に、
ネタ勝負で食べてもらえる自信があるということなのです。
東京から、1時間。
わざわざそれだけを食べるために往復しても、いいくらいでした。
お客さんは、観光客ではなく、地元の人たちだったのも、
間違いのないお店だということでした。

                        彰宏より。
P.S.
今度、一緒に食べに行こう。