独り言に、その人の品が出る。
(上月マリア先生『淑女塾』)
親愛なる君に

上月マリア先生の
『幸運を引き寄せる女になる淑女塾』(三笠書房)が、面白かったです。
マリア先生の話は、[レター]870号でも、紹介しました。
「なるほど、そうしなくちゃね」と気づかされるところが、
たくさんありました。
〈エレガントなレディは“独り言”も美しい〉
僕が、いちばん感動したのはこの言葉です。
マナーというと、人のためにすることばかりイメージしがちです。
でも、本当は、人がいないところでどうかということのほうが、
より大切なのです。
まわりの人に対して、完璧な敬語を話している人でも、
独りになって、独り言を言った時、
品のない言葉になったら、悲しいですね。
ステキだなって感じる人は、
この人は、独り言を言う時でも、品がありそうだなって感じられることです。
マリア先生も、まさにそんな方です。

                        彰宏より。
P.S.
君は、ふだんはふざけて男言葉も使うけど、
誰も聞いていないところでつぶやく独り言が、
品があって、好きだよ。