一流の人は、輪郭や髪型を描かなくても、キャラを描ける。
(おおたうに さん)
親愛なる君に

『「大人の男」に愛される恋愛マナー』(大和書房)の
カバーのイラストを、おおたうにさんに描いていただきました。
普通はありものを貸してもらう形が多いのに、
うにさんは、わざわざ描いてくださいました。
編集者の白井麻紀子さんのおすすめで、
うにさんの本を、全部取り寄せて読みました。
うにさんの描く女性には、キャラクターがあります。
どんなに可愛い女の子を描けても、
ワンパターンしか描けなくて、どの顔も同じで
髪形でしかわからないということが、少女マンガではよくあります。
うにさんの描く女性は、
ファッションのディテールももちろん細やかです。
うにさんの日記『うにっき』を読むと、
観察力や感性の鋭さがよくわかります。
でも、うにさんの描く女性は、
輪郭や髪形がなくても、しっかりキャラクターが存在するのです。
これが凄いところです。

                        彰宏より。
P.S.
白井さんの感性にも、拍手です。