見る人が見たらわかる、という人にほめられると、うれしい。
(荷宮和子さん)
親愛なる君に

本を読んでいただいて、ほめていただくのは、うれしいことです。
お会いしたことのない方から、ほめていただくのは、うれしいことです。
評論家の荷宮和子さんに、
「読売新聞」(3月2日付夕刊)の書評でほめていただきました。

〈男が書く恋愛本の大半は「他人(=女)」に厳しく「自分(=男)」に甘い。
「僕達も悪いところがあったら直すから、君達も僕達のためにいい女になってね」
とは決して言わないのだから、いい商売だ。
そんな中で稀有な例外がAV男優の加藤鷹や中谷彰宏である。〉

うれしいのは、僕の尊敬する加藤鷹さんと並んでほめていただいていることです。
誰と一緒にほめていただけるかで、さらにうれしいですね。
荷宮さんは、中谷本の読み方も、アドバイスしてくださっています。

〈彼等の著作を読むことで「男の何が女を不快にさせるのか」を認識している男性が
少なくとも2人はいる、ということが確認出来る(「2人しかいないんかい!」、とは
この際言わずにおこう)。
中谷の恋愛本には「男性向け」「女性向け」があるが
「女向けを女が読んで実践する」よりも「男向けを男が読んで実践」した方が
「番(つがい)になれる男女の数」は増えると思うので
『30歳からの男の修行/幸運の女神に愛される53の方法』(KKベストセラーズ)を推薦
する。〉

本質をとらえてほめていただくことや、
本人も気づかないことをほめていただくことが、うれしいですね。
評論家は、けなすだけの人と、ほめるとけなすの両方できる人に分かれます。
では何が面白いのかを挙げることのできる評論家が、僕は好きです。
荷宮さんは、何が面白いかを見抜ける方で、
そういう人にほめてもらえるのはさらにうれしいですね。
早速、インターネットで、荷宮さんの本を、全部注文してしまいました。

                        彰宏より。
P.S.
何度も読み返して、あることに気づきました。
「AV男優の加藤鷹や中谷彰宏」となると、中谷彰宏をまったく知らない人は
「さっそくビデオでも借りてみるか」となって、それも面白いですね。
これも、うれしかったことです。