新しいメニューは、新しい名前がつくことで、命を与えられる。
(香港飯)
親愛なる君に

「天津丼時代」の「吉祥寺文明」のあとに訪れたマイブームが、
「香港飯(ホンコンハン)時代」の「高田馬場文明」です。
「香港飯」は、関東煮が関東にないのとおなじで、
たぶん香港にはありません。
高田馬場以外でも、見たことがありません。
ホイコーロー(豚肉とキャベツのミソいため)が丼ご飯の上にかかっていて、
その上に、目玉焼きが乗っているのです。
目玉焼きが乗っているという時点で、
ヘレニズム文明のように、中華文明と やまと文明の融合を感じます。
値段は、500円。
ホイコーロー丼は、見かけることはありますが、
その上に目玉焼きが乗っている「香港飯」は、見つからないですね。
でも、目玉焼きが、ホイコーローに合うんですね。
なぜ「香港飯」というネーミングになったかは、謎です。
「ホイコーロー丼目玉焼きのせ」というより「香港飯」のほうが、
インパクトがありますね。
「ン」が、3つ続くリズムは、なかなかおいしそうで、
つけた人は、センスがいいですね。

                        彰宏より。
P.S.
「香港飯」がある店は、限られていると思うので、探しに行こう。