カッコよくて、大阪弁をまくし立てる男がいい。
(荷宮和子さん)
親愛なる君に

好きな人と、好きなものが同じことであることがわかると、
凄くうれしくて、ますます好きになりますね。
好きなものが、2つあると、もう大変です。
評論家の荷宮和子さんの本を読み直して、
共通している好きなものが、たくさんあることがわかりました。

1.加藤鷹さん。
2.宝塚。
3.田宮二郎さん。

スカパーで、「田宮二郎特集」をしていたので、
全部録画して、見直していたところでした。
『宿無し犬』を見て、コミック版のルパン三世のモデルは、
絶対、田宮二郎さんだと、田宮二郎さんで1冊書こうと思っていました。
荷宮さんに、先に書かれてしまいました。
悔しさとうれしさ、相半ばする感じです。

〈カッコよくて、ガタイが良くて、動きが速くて、大阪弁をまくし立てる男がいい〉

カッコよくて、面白くなければならないという美学は、
僕の本でいちばん大切にしていることですね。

                        彰宏より。
P.S.
「そんなにしゃべらなければ、カッコいいままなのに」
と、東京に来た頃、よく言われたのを、思い出しました。
でも、いいんだよね。