子供の頃あったのに最近見なくなったものを、君が知ってると、うれしい。
(アドバルーン)
親愛なる君に

「そう言えば、子供の頃あったのに、最近見なくなったもの」
を、ふと思い出します。
そういう時、自分だけかなと思っていたら、
相手も知ってたら、かなりうれしくなります。
そう言えば、アドバルーンって、子供の頃、ありましたね。
デパート(この表現も、ある年齢以上)を描く時は、
必ず、屋上からアドバルーンを伸ばして描いていました。
インターネットで調べると、今でも、アドバルーンの会社が
たくさんあることがわかりました。
郊外のパチンコ屋さんや新築マンションの広告に使われているようです。
高層化が進んで、規制も厳しくなって、管理の人件費も上がって、
アドバルーンは、ぜいたくな広告になったのが、
見かけなくなった原因だそうです。
そう言えば、セスナ機からのアナウンス広告も、子供の頃、ありました。
空から、ビラをまいていた時代も、ありました。
牧歌的な時代だったんですね。
みんなが、まだ空を見ていた時代だったんですね。
ビルが高層化するのとは逆に、
空を見上げることが、少なくなってるかもしれませんね。

                        彰宏より。
P.S.
君が、アドバルーンを知ってて、うれしかった。