自然災害対策は、人間だけでなく、動物も考えておかないと。
(『山古志村のマリと三匹の子犬』)
親愛なる君に

『山古志村のマリと三匹の子犬』(文藝春秋)
という絵本を読みました。
マリは、子犬が3匹生まれた日の夕方に、
新潟中越地震を体験しました。
フィクションではなく、本当にあったお話です。
自然災害で大変なのは、
人間ばかりでなく、ペットやあらゆる動物も同じです。
災害時には、まだまだペットの面倒を見るほど、
インフラは整備されていません。
ペットを通して、自然災害の凄さを知ることができます。
と同時に、生命の凄さも、知ることができます。
生まれたてで、親子とも、最もケアが必要な日に、
置き去りにしなければならなかった。
飼い主さんも、心が痛んだことでしょう。
再会するまでの17日間の感動の物語です。
ikko さんのイラストも、凄くいい。
倒壊した家の前で悲しく吠える犬の写真が、
のちにマリだとわかります。
新聞社が、たまたま撮影した写真に、感動しました。

                        彰宏より。
P.S.
オーちゃんの地震対策も、考えておかないと。