いかに思い入れを残すかが、一流のリフォームだ。
(『大改造!!劇的ビフォーアフター』)
親愛なる君に

最近、僕のマイブーム番組は、
『大改造!!劇的ビフォーアフター』(ABC)です。
こんな狭いところに、こんなにオシャレに建てましたというのもいいけど、
こんなに不便な家が、こんなに便利になりました
というリフォームも、素敵です。
でも、リフォームでいちばん大切なのは、
ただ便利になるだけではありません。
住んでいる人の思い入れを生かし、
思い入れを残すことです。
リフォームが、更地から立て直すより難しいところはココです。
いかに捨てるかではなく、
いかに残すかにエネルギーを注がなくてはならないのです。
毎回、設計者である匠ご自身が、材木を運び、
細かい細工に自分の手作業で打ち込んでいる姿にも、感動です。
今週の能登の時計店の改造も感動しました。
80歳を過ぎた職人さんのご主人が、
改造の一つ一つに手を叩いて感動しながら、
「また、仕事ができそうだ」と喜ばれている姿に感動しました。
こんなに長い顔のアップで、引きつけられるのは、
「プロジェクトX」のエンディングを抜きました。

                        彰宏より。
P.S.
僕も、いろんな業種のコンサルテーションを受けますが、
いかに思い入れを残すかを大切にしたいと思います。