中学時代に部活のように1日2時間通っていた本屋さんで、
将来が決まった。(【思い出の本屋さん(4)】天牛堺書店津久野店)
親愛なる君に

中学校が駅から離れていたので、
上野芝駅に出ても、津久野駅に出ても、同じくらいの時間でした。
結局、その時一緒に帰る友達が、どちら方向かで、
乗る駅が決まりました。
その頃、津久野駅方向に帰る友達が多かったので、
僕は、津久野駅から電車に乗って帰っていました。
津久野駅前には、天牛堺書店津久野店がありました。
この頃、僕は、最も天牛堺書店の津久野店で、
本を買い、それ以上に、立ち読みをさせてもらいました。
中学から家までの時間は、行き30分、帰り2時間半でした。
必ず、天牛堺書店に寄って、2時間は本を読むのが日課でした。
そうなると、まるでクラブ活動でした。
天牛堺書店は、新刊と古本の両方が売られていました。
黄色い表紙の大山倍達さんの『空手を始める人のために』も
緑の表紙の『オリエンテーリング入門』も、
カーネギーの『道は開ける』も、上下刊の『パピヨン』も、
天牛堺書店で買いました。
のちの人生に影響を与える本を、ほぼこの時期、
ココで買っていたことに、あらためて驚かされます。

                        彰宏より。
P.S.
インターネットで、写真を見ることができるのが、懐かしいです。