本は読むものではなく、遊ぶものだ。
(『千夜千冊と遊ぶ』)
親愛なる君に

「NIKIギャラリー册」主催の
「千夜千冊と遊ぶ」という企画に仲間に入れていただきました。
松岡正剛さんが選んだ1000冊の中から、自分の好きな1冊を選びます。
僕は「淀川長治自伝」を選びました。
それだけではないのです。
与えられた棚に、自由にワールドを作っていいという面白い企画です。
棚を、どんな風にも、レイアウトしていいというところが、
小学校の夏休み明けに、講堂であった研究発表会みたいで面白い。
ちょっと、フリーマーケットのごった煮感も、あります。
僕の与えられた「14」という棚は、横長だったので、
僕は、そこにシネラマサイズの横長のスクリーンを思い浮かべました。
さまざまな分野の芸術家の棚が集まると、
魚屋さんの隣に、文房具屋さんがあるといった
脈絡のない市場のようで、匂いが漂ってきそうです。
本は、読むものではなくて、遊ぶものだったんですね。
二期倶楽部には、いつも本の匂いがしているのが、好きです。

                        彰宏より。
P.S.
僕の本でも、遊んでください。