人生の転機になる空間がある。
(東京プリンス パークタワーと芝ボーリングセンター)
親愛なる君に

東京プリンスホテルのパークタワーに行ってきました。
ラウンジから見える東京タワーは、あまりに大きく、
全部が見えないくらいでした。
チャペルも、十字架のかわりに、東京タワーに向かって
愛を誓う面白い構造です。
ボウリング場は、ボウラーズベンチが仕切られている
個室ボウリングになっていました。
天井も高くて、左利きの人用のシューズがそろっているところも、
ちょっと、高級感がありました。

もともと、ここには芝ボーリングセンターがありました。
「ボウリング」ではなく、「ボーリング」と表記する
数少ない老舗センターでした。
僕が、少年時代以来、今のようにボウリングと再会するキッカケ
となったボウリング場が、芝ボーリングセンターでした。
稲川淳二さんの怪談を見たあと、タクシーを拾おうと歩いていて、
この前にたどり着きました。
3日前にレーシックの手術をした、視力1.5の目になったばかりでした。
それから、すぐ、芝ボーリングセンターは、なくなりました。
通りかかるのが、あと少し遅れていたら、
今のように、ボウリングをしていなかったかもしれないと思うと、
僕にとっては、不思議な空間です。

                        彰宏より。
P.S.
自分の人生のターニングポイントになった場所がなくなって、
そのあとにできた建物に行くのも、面白い発見があるね。