初めてキスした公園は、翌日、なくなっていた。
(【思い出の公園(2)】初めてキスした公園)
親愛なる君に

思い出の公園を語る時、「初めてキスした公園」を、
はずすわけには、いかないよね。
18歳。
彼女を家に送っていく帰り道、
彼女が近道だと言うので、公園の中を通り抜けました。
(詳しいことは、あまりに長くなるので、中略)
それで、その小さな公園が、初めて唇にキスをした現場でした。
翌日、その公園に行ってみました。
驚きました。
公園なんて、なかったのです。
そこは、道のど真ん中で、どこからも丸見えの場所でした。
昨夜は、確かに、木陰の公園だったのです。
不思議ですね。
ちょっと「世にも奇妙な物語」ですね。
これが、僕の思い出の公園です。

                        彰宏より。
P.S.
中略のところは、今度、ゆっくり話してあげるね。