紳士は、下ネタを話しても、紳士。
(坂口慶之助さんご夫妻)
親愛なる君に

モナコでは、55歳にならなければ、男は、子ども扱いされます。
横柄なのではなく、それが大人の社会なのです。
晩ご飯を食べる時に、きちんとした紳士が同行していないと、
お子様扱いをされてしまいます。
今回は、坂口慶之助さんが、ご一緒だったので、安心でした。
坂口さんに、テーブルに座っていただけるだけで、
僕らのテーブルが、トイレの横に行かずにすみます。
坂口さんは、フランス語もイタリア語も堪能で、
ワインや料理の造詣も深くて、品のある紳士です。
世界の一流ホテルにも滞在して、映画もたくさん見られている。
大学教授のような風情をかもし出しつつ、
腰が低く、パリの風俗事情などの下ネタも淡々と語られるところが、
また素敵でした。

                        彰宏より。
P.S.
四谷生まれ四谷育ちの坂口さんと、
ネイティブな大阪弁を話される奥様との仲の良さも、魅力的でした。