アンコールは、自分でしよう。
(猫ひろしさん)
親愛なる君に

「ワンミニッツコーナー」で僕のお気に入りは、猫ひろしさんです。
ギャグのどこが面白いのか、自分でも説明できないけれど、
あのリズムが、頭から離れないのです。
手を前のほうに伸ばしてする手拍子のスローテンポに、
いつの間にか、巻き込まれてしまいます。
これは、文字で表現するのは大変なのですが、
[中谷湯] では、果敢にも、文字で表現されていて、
わかる人には、わかりました。
僕の、猫ひろしさんの好きなところは、
受けようが、受けまいが、くじけず、前に進むところです。
もはや、リアクションを待ってさえいません。
これが、1分芸人の強さです。
1分以上持つ必要などないのです。
1分のパワーには、かないません。
僕がいちばん好きなギャグは、「ありがとうございました」と下がった直後、
自分で、「はい、アンコール、アンコール」と手拍子を打って出てくる
「自分アンコール」です。

                        彰宏より。
P.S.
スタジオのトイレにいると、
「ラッセーラ、ラッセーラ」と、裸足でトイレに駆け込んできそうな気がして、
楽しみです。