マッチ戦は、本番2週間前からの心理戦で勝負が始まっている。
(ラン・フォー・ビジョン2005その(1))
親愛なる君に

今年も、アイバンク主催皇居マラソン「ラン・フォー・ビジョン」での
坪田一男先生とのマッチ戦が、やってきました。
マッチ戦は、本番当日だけでなく、本番直前の心理戦の勝負も重要です。
2週間前に、たまたま坪田先生の秘書の宇治由紀子さんに会ったので、
「坪田先生、練習してる?」と聞くと、
「私からは、何も言えません」と、怪しく口を押さえました。
1週間前に、抗加齢学会事務局長の久保田恵理さんのメールに、
「今日、敵は猛特訓との噂……」と書かれていました。
精神的にプレッシャーをかけるブラフかもしれません。
坪田先生からのメールには、さりげなく
「練習してますか?」という探りの言葉も書かれています。
あとで聞くと、情報が漏れるのを恐れて、
関係者にも練習のスケジュールを内緒にしていたそうです。
(なんか、いつもと違うことをやってる)という気配は、
かなりプレッシャーになりました。
年1回しか走らないので、筋肉を目覚めさせるために、
本番コースの試走を1回だけしていました。
僕の今年の作戦は、これまで、試走を本番3日前に1回しかしていなかったのを、
3日前と、6日前の2回にすることでした。
6日前は、ちょうどミスインターナショナルの世界大会の日で、
朝から走って、へとへとになって、タキシードに着替えて出かけました。
年1回しか走らないので、猛烈に筋肉痛になって、
もうこのまま、試走1回で本番に臨もうかと、思ったくらいでした。
それでも、プレッシャーで、3日前にも2回目の試走をしました。
この時、坪田先生は、やはり秘密訓練をしていたのです。

                        彰宏より。
P.S.
秘密訓練だけでなく、秘密作戦があったことが、本番当日わかりました。