本の帯が破れていないって、凄いことですね。
親愛なる君に

熱烈な読者の女性が、中谷本を読むところを、目撃しました。
彼女は、本を手に取ると、まず表紙の帯コピーを読みました。
そして、次に、裏表紙の帯コピーを読んでいました。
まさに、声を出して、読んでいました。
彼女は、いつもそういう習慣だそうです。
表紙の帯を表1帯コピー、裏表紙の帯コピーを表4帯コピーといいます。
帯も、声を出して読まれると、帯冥利(みょうり)につきます。
帯が破れていると、破れていないものに、変えたくなるそうです。
その気持ちは、わかりますね。
逆に、帯って破れやすいものです。
その破れやすい帯が、破れずに、本棚にあるということは、
出版社さん、取次さん、本屋さん、お客さんなど、
多くの人に優しくしてもらった本だ ということがわかって、
それも感動ですね。

                        彰宏より。
P.S.
いつも、帯まで読んでくれて、ありがとう。
いつも、帯を破れないように運んでくださって、ありがとう。