仲間割れ芸で受けるには、仲の良さが伝わるから。
(森三中さん)
親愛なる君に

『ディベートファイトクラブ』での今回の楽しみは、
森三中でした。
前にも、[レター] で書きましたが、僕は、森三中の大ファンです。
森三中の『リチャードホール』でのスチュワーデス・コントも
『キル・ビル』のパロディも、大好きです。
森三中の魅力は、仲間割れ芸です。
相手と、正・反・合するディベートの枠組みの中で、
すでに、身内同士で、正・反・合したら、相手もやりにくいなと思っていました。
ケンカをしている相手チームが、仲間割れを起こすというレトリックを
イタリア人は、物売りの手法として得意技にしています。
仲間割れ芸は、簡単そうで、実は難しいのです。
中途半端だと、見抜かれるし、
真剣さを出しすぎると、お客さんが笑うより、引いてしまうからです。
「解散したほうがいいのに」と言わるコンビやグループほど、
解散しないほうが、売れていくのも、真理なのです。
仲間割れ芸を見て、お客さんが引かないのは、
仲良しであることが、伝わるからです。

                        彰宏より。
P.S.
登場するなり、メモを探して、「あっ」と、あせる村上さんに、
「あれっ、なんで、それ持ってきちゃったの?」という大島さんのツッコミが、
いちばん、受けました。