腕枕の次に楽な寝方は、手が鳥さんの形。
親愛なる君に

僕は、あおむけで寝る時、腕枕の次に楽な態勢は、
両方の手を、胸の横で、鳥のように折りたたんで寝る態勢です。
理由は、2つあります。

1.書き仕事で腕が疲れるので、手首を伸ばして、ストレッチするため。
2.手を胸の前で組むと、怖い夢を見るから。

お祈りをするみたいに寝ると、楽なような気がします。
でも、子供の時に、いとこから、そうやって寝ると、
お化けが出ると教えられて以来、
手がお祈りの形にならないように、折りたたんでいるのです。
怖い夢を見るというのは、根拠がないわけではなくて、
たぶん、胸を圧迫して、呼吸が苦しくなるからでしょう。
飛行機や電車の中で寝る時も、僕の手は鳥さんです。
見方によっては、苦しそうな態勢ですが、本人は楽チンですから、
見かけても、ご心配なく。

                        彰宏より。
P.S.
もちろん、いちばん楽チンなのは、腕枕をしてあげて寝る姿勢。
遠慮しなくても、これが僕はいちばん楽なのです。