勝つだけでなく、見ている人に勇気をくれた。
(高橋尚子選手)
親愛なる君に

高橋尚子選手の東京国際女子マラソン2005の優勝、感動しました。
シドニーオリンピックの金メダルより、
ベルリンでの初の2時間20分切りより、
もっと、もっと、感動しました。
僕らは、マラソンランナーの走っている姿を、
レース中の2時間余りしか見ることができないけど、
マラソンランナーは、僕らが見ていない時に、走り続けているのです。
たとえ、2年間、時間が止まったと世間が言ったとしても、
Qちゃんは、暗闇の中を、走り続けていたのですね。
お立ち台インタビューも、素敵でした。
まるで、試合直後と思えなくらい魂の言葉が、あふれ出していました。
「マラソンランナーでなくても、人生の中で、今、暗闇にいる皆さん、
がんばってください」という素敵なメッセージでした。
Qちゃんは、ただ勝ったのではなくて、
勝つことで、見ている人たちを、勇気づけてくれたのですね。

                        彰宏より。
P.S.
35.7キロ地点からの爆発スパート、心に焼きつけました。